杉並区のボランティア活動と地域福祉活動を推進する
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ボランティア活動と地域福祉活動を推進する
杉並ボランティアセンター
2023年06月09日
杉並ボランティアセンターでは、杉並区社会福祉協議会の「地域福祉活動費助成金」を通して、地域で活動する団体を応援しています。
情報紙「ボラン・て」6月号(6月9日発行)の特集企画では、その中の一つ、
NPO法人サインの助成金事業「サイン食育Labo」様子をお伝えしています。
今回は情報紙には掲載しきれなかった一場面をこちらで紹介します。
第1回「サイン食育Labo」に集まったのは小学生の親子8組。
きょうだいで参加しているご家庭もあり、12人の子どもたちが元気いっぱいに調理室にやってきました。
この日みんなで作るメニューはアジのお刺身と、野菜たっぷりの豚汁。
野菜の中には杉並区で採れた大根もありました。食材の産地紹介では、「島根県はどこにあるかわかる人?」など授業のよう。
包丁の持ち方も教わり、いざ食材が配られると「じゃがいも切る!」「にんじんって皮あるの?」と、
やる気いっぱいの子どもたちは好きな野菜を好きな大きさで自由に切っていました。
アジの刺身は一人一尾自分でさばきます。3枚におろす工程にお母さんたちも緊張の様子。最初はアジを目の前に「さわれない…」という子もいましたが、お母さんやサインスタッフ、講師の太田さん(味楽 おお田)と一緒に包丁を持ったり、周りの子がやっている様子を見て、「やってみる!」とがんばっていました。
「普段から(料理)やってるんです」と得意気に教えてくれた6年生のお兄さんたちや、
お父さんが料理人というお子さんはご家庭でよく包丁さばきを見ているようで慣れた様子で、
まだ調理実習が学校では始まっていないお子さんたちは、自分で包丁を持てることがうれしい!という様子で、
みなさん親子で調理をするのを楽しんでいました。
途中で指を切ってしまったり、低学年のお子さんは疲れて「帰りたい…」という姿もありましたが、
がんばって作ったごはんはうれしさもおいしさも倍増!
いただきますの時にはみんな満面の笑顔を見せていました。
子どもたちが自分で魚を一からさばくことでたくさんの発見がある様子を見たり、
地元産の野菜や協力してくださっている地域のお店の方々など、
たくさんの人の手によって食事ができていることに改めて気づかされる取材となりました。
NPO法人サインの皆さん、協力店の味楽 おお田さん、神藤商店さん、
そしてご参加されていた親子の皆さんありがとうございました!