アクセス

杉並区社会
福祉協議会

取材エピソード~東京女子大学の教授と学生によるオンライン学習支援活動~

取材エピソード~東京女子大学の教授と学生によるオンライン学習支援活動~

 

 

2021年06月23日

杉並ボランティアセンターの情報紙「ボラン・て」6月号(6月10日発行)の特集企画では、新しい生活様式の中で、一歩踏み出し活動している様子をお伝えしています。
今回は、情報紙には掲載しきれなかった一場面をこちらで紹介します。

20210623_01.jpg

【活動の一場面:関わっているご家庭との保護者会の様子】

東京女子大学(杉並区善福寺)日本語教員養成課程を担当をしている松尾教授と20名の学生の方々が活動している「オンラインによる教科学習支援」。

「ボラン・て」6月号の取材はwithコロナということもありZoomで行い、松尾教授と学生の西村さん、五嶋さん、木俣さん、伊豆田さん、澁谷さん、東樹さんにお話をうかがいました。

20210623_02.png

【活動の一場面:オンラインでの活動概要を教えていただきました】

日本語教育を専門とする松尾教授は、多文化共生社会を後押しする活動を進めています。今まで様々な活動をされていますが、その中で東京女子大学の学生と共に、ブラジル人の方々の語学学習支援(群馬県太田市)や、ミャンマー出身の難民的背景を持つ方々を対象とした日本語教室(高田馬場)などを行っています。

今回の取材では、コロナの影響を受けつつもオンラインというかたちで活動を踏み出した「オンライン学習支援」についてうかがいました。
オンラインで実現した学習支援は、群馬県館林市などで暮らしているロヒンギャ難民の方々など、海外にルーツのある4家庭の子どもたちに学校での宿題や学習のサポートをしています。

20210623_03.jpg

【活動の一場面:勉強を教えるだけでなくコミュニケーションの時間も大切にしています】

この活動について松尾教授は、「今まで東京女子大学の学生の皆さんが関わってきたブラジル人の方々への語学学習支援の活動の想いが高田馬場で行うミャンマーの方々の日本語教室に継承され、それがさらにこの活動にもつながっている」と話してくださいました。

学生の皆さんからは、「仮に支援という言葉を使っていますが、学生が教育現場を体験し、子どもたちと対等な立場であるこの場は『お互いに学び合う場』」として活動を大切にされていることをうかがうことができました。

今までの活動に関わってきた西村さんは、「コロナの影響で思うような学生生活が送れず残念に思うこともありますが、使い慣れたオンラインを活用して活動の可能性は広がった」と前向きな想いを話してくださいました。

withコロナの中、工夫しながら活動している学生の皆さんの活躍をこれからも応援しています。
東京女子大学の松尾教授、学生の皆さん、ありがとうございました。

東京女子大学

〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1
ホームページ:東京女子大学
Twitter:【公式】東京女子大学|Tokyo Woman's Christian University