取材エピソード～すぎなみ炭焼き塾くろすけ～

2021年04月20日

まるで京都にある竹林の名所を訪れたかのような、風情ある佇まい。

こちらの竹林が整備されているのは、杉並区内にある宮前公園です。
平成29年12月に杉並区みどり公園課から、みどりのボランティア団体の認定を受けた「すぎなみ炭焼き塾くろすけ」の皆さんが、区民の憩いの場としての環境を整えています。

杉並ボランティアセンターの情報紙「ボラン・て」4月号（4月13日発行）の特集企画では、コロナ対策を工夫しながら屋外で活動している団体の様子をお伝えしています。
その中の一つ、みどりのボランティア「すぎなみ炭焼き塾くろすけ」の、情報紙には掲載しきれなかった一場面をこちらで紹介します。

昨年度はコロナの影響で開催が中止となってしまいましたが、炭焼き体験会を通じ活動で出た竹材を飾り炭として提供したり木酢液の配布をしたりして、区民の皆さんに雑木林の循環について学び、体験してもらうイベントを行っています。
団体名にある“くろすけ”は、「となりのトトロ」の真っ黒くろすけからだそうです。名前も素敵です！
また、『宮前公園育て組』・『宮前公園花咲かせ隊』の活動として、竹林・樹木・みどりの管理や花壇の維持管理も行っています。
イベントだけでなく、公園内で竹垣を造ることや、花壇の竹柵として活用することで竹林の循環に取り組んでいます。

竹垣の種類にも様々あることを教えていただきました。

皆さんの活動はまだまだ進化中で、元竹林であった草地を『竹・花木園』として、造成するそうです。
園の周りや園内の区画を龍安寺垣など各種の竹垣で囲い、竹垣の展示圃とする構想。
また、各区画内には春夏秋冬開花する花木を移植し花木園として、住民の方々の更なる憩いの場にする想いをうかがいました。

すぎなみ炭焼き塾くろすけの皆さん、ありがとうございました。
また、癒しを求めて宮前公園へうかがいます！
区内にはたくさんの公園があり、みどりのボランティアの方々が感染症対策を行いながら活動されています。
外に出るのが気持ちの良い季節。近くの公園に散歩がてら行ってみると、素敵な憩いの場に出会えるかもしれませんね。